お腹の脂肪が皮下脂肪か内臓脂肪か見分ける方法
お腹の脂肪はウエストのくびれの大敵です。気になるお腹の脂肪のつき方には、皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満があります。皮下脂肪は皮膚のすぐ下にできる脂肪の層。内臓脂肪は腹腔内に溜まる脂肪のことです。そこで、お腹の脂肪が皮下脂肪か内臓脂肪か見分ける方法を見ていきましょう。
お腹の脂肪の目安がBMI算出法
お腹の脂肪を皮下脂肪型肥満か内臓脂肪型肥満かを厳密に見分けるには、CTスキャンで調べなければわかりません。ただし、おへそまわりのサイズが異常に大きく、張ったような感じで太っている人は内臓脂肪型肥満である可能性が大でしょう。
内臓脂肪は皮下脂肪に比べて安定性が低く、細胞自体の活性が高いと考えられています。また、内臓脂肪が増えすぎると糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病を招く物質をたくさん分泌することがわかっているのです。
こうしたお腹の脂肪が溜まりすぎたかどうかの目安となるのがBMIという算出法。これは体重を身長の2乗で割った数値です。なお、体重の単位はキログラム、身長の単位はメートルになります。
お腹の脂肪は体脂肪値も確認する
BMIの正常範囲は18~25。25を超えると肥満とされています。また、標準体重とされるBMIは「22」です。この数値は、もっとも病気になりにくいというデータもあります。
体脂肪率もお腹の脂肪の判定基準の1つです。体脂肪率の適正範囲は30歳未満の男性で14~20%、30歳以上で17~23%。25%以上で肥満とされています。女性の場合は30歳未満で17~24%、30歳以上で20~27%。30%以上で肥満となります。
なお、お腹の脂肪で気をつけなければならないのが隠れ肥満。BMIの数値が正常範囲内にあるにもかかわらず、体脂肪率が30%を超えているケースです。お腹の脂肪はBMIと体脂肪率の両方を確認したほうがよいでしょう。
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