尿漏れの原因はペタンコ足にあるかもしれない
人にいえない身体の悩みに「尿漏れ」があります。尿漏れとはお腹に力が入ったときに、自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうこと。それは咳やくしゃみをした拍子だったり、急に立ち上がった瞬間、重い荷物を持ち上げたときにまで及びます。そんな尿漏れの原因はペタンコ足にあるかもしれません。
尿漏れの原因はペタンコ足にある
40代以上の女性は3人に1人が尿漏れを経験。尿漏れ人口は男性がおよそ600万人のところ、女性は2,400万人にも上るのです。近年では尿漏れ専門外来も登場しています。
尿漏れの原因は、ホルモンバランスの崩れや膀胱の病気にあるといわれますが、じつは体の意外なところにもあったのです。尿漏れの原因は「ペタンコ足」にあります。
ペタンコ足とは、土踏まずがなくなったいわゆる偏平足の状態のようになった足のこと。ペタンコ足になると姿勢が悪くなって、立った時に骨盤が前や後ろに傾いてしまうのです。その多くが後ろに傾いているといいます。
骨盤が前後に傾くと、変化が現れるのが骨盤底筋です。骨盤底筋とは、文字通り骨盤の底に部分にある筋肉。尿道を開いたり閉じたりするためのもので、いわば水道の蛇口のような鵜役割をしています。
尿漏れの原因は骨盤底筋のゆるみ
この骨盤底筋が正常に働いて縮んでいるときは尿漏れはおきません。しかし、骨盤底筋がゆるみが尿漏れの原因となるのです。実際、正常な骨盤底筋を横から見ると、尾骨から恥骨に向かって斜めに伸びています。
ところが、ペタンコ足で骨盤が後ろに傾いてしまうと、骨盤底筋は内臓の下に回り込むように地面と平行に近い状態になってしまうのです。こうなると、内臓が上から乗っかってしまうために、骨盤底筋は伸び切った状態になります。こうして骨盤底筋がゆるんで、尿漏れの原因となるわけです。
一方、ペタンコ足で骨盤が前に傾いてしまうと、内臓が落ち込んだいわゆるぽっこりお腹の状態。こうなると腹横筋が伸びてしまいます。すると、腹横筋と連動している骨盤底筋も収縮できなくなって、尿漏れの原因となるのです。
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