梨状筋ストレッチが腰痛に効くのには理由がある
梨状筋ストレッチは腰痛に効果があるといわれています。梨状筋とはお尻の奥にあるインナーマッスル。この梨状筋は2つの意味で腰痛に関与します。1つが坐骨神経の通り道と梨状筋が交錯していること、もう1つは梨状筋が仙骨と大腿骨をつないでいることに起因しています。
梨状筋ストレッチは腰痛に効く
梨状筋という名称は、筋肉の形状が洋ナシに見えることから付けられています。梨状筋は大殿筋の深部にあるインナーマッスル。骨盤の奥にある仙骨と太ももの大腿骨を結んでいます。
梨状筋のおもな働きは股関節の外旋。立ったまま体全体をねじったり、振り向いたりするときに使われます。スポーツの動作でいえば、バスケットボールのピボットターンのような動きです。
梨状筋のストレッチは、なかなか治らない腰痛に効くことがあります。1つは坐骨神経が圧迫されることによる腰痛。もう1つは、仙腸関節の機能不全に寄っておこる腰痛になります。
梨状筋ストレッチで痛みが消える
坐骨神経は梨状筋と直角に交わるように通っています。このため、梨状筋が何らかの理由で硬直したりすると坐骨神経を刺激。それがなかなか治らない腰痛の原因となるのでした。梨状筋をストレッチでほぐすと痛みが消えるのです。
また、なかなか治らない腰痛の原因に仙腸関節の機能不全があります。仙腸関節とは背骨の末端にあたる仙骨と、腰骨にあたる腸骨をつないでいる関節。仙腸関節は複雑な動きで、上半身と下半身の免震の役目を果たしています。
そして、急な負荷がかかって仙腸関節がロックしてしまうのが治らない腰痛の原因。仙腸関節がロックすると、その複雑な動きを周囲の靭帯や筋肉がカバーすることになります。この負荷が腰痛となって現れるのでした。このため、仙骨につながる梨状筋ストレッチが効果的というわけです。
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