脂肪肝の原因にならないダイエットは月2kg減
急激なダイエットは肝臓によくありません。体重が急に減ると肝臓の細胞が壊れて、血液検査で肝炎の数値が上がったりすることもあるのです。また、ダイエットに成功すると基礎代謝も落ちてしまうことがほとんど。その状態で普通に食事をすると、エネルギーが余った状態。これも脂肪肝の原因になるのです。
太っていなくても別の原因で脂肪肝
脂肪肝は、以前はお酒を飲む人の病気でした。それがいまでは、太っている人が増えてきて、それが原因となる脂肪肝が増えてきています。脂肪肝は放っておけば、肝硬変から肝臓がんへと進んでいく可能性があるのです。
しかも、最近では太っていなくても別の原因で脂肪肝になる人がいることがわかってきました。非肥満の脂肪肝と呼ばれます。全体を合わせると、人口の25%が脂肪肝といわれているのです。
じつは拒食症の人は脂肪肝の可能性も高い傾向があります。人類の歴史の99.9%は、いつ食べられるかとの戦いでした。狩猟が中心の原始時代は、次の食事がいつ食べられるかがわかりません。
使わずに溜めることが原因で脂肪肝
ダイエットで飢餓状態になったときは、少しでも食べれば人間の体はすべて脂肪として蓄えてしまうのです。生き延びるためには、なるべく使わずに溜めることが最優先。その機能がいまだに残っていていることが原因で脂肪肝となるのでした。
ダイエットで体重が落ちると、ダイエットハイといって体重が減ることが楽しくなって、つい急激な体重低下になりがち。ダイエットは落ちすぎないように我慢することが大切なのです。
具体的な体重低下のペースとしては、10kg痩せるとしたら最低でも半年以上。1か月で多くても2~3kgまでの体重低下にとどめておくようにしましょう。ゆるやかなダイエットは脂肪肝を予防・改善してくれるのです。
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