腹筋を鍛えるのに有効な腕立て伏せエクササイズ
「腹筋を鍛える」と聞くと、寝ころんだ状態からの上体起こしである腹筋運動をイメージしがちです。しかし、スポーツにおいての腹筋は、体幹の重要な一部分として腹筋運動以外の方法で積極的に鍛えられています。じつは腹筋を鍛えるためには、腕立て伏せの姿勢によるエクササイズが有効なのでした。
腹筋を鍛えることで腹圧を高める
体幹における腹筋は、上半身と下半身の連動性を高めるための中継点であったり、方向転換などをするときの骨盤のコントロール、背骨の保護など、さまざまな役割を果たしています。
そこで重要になるのが、腹筋を鍛えることで腹圧を高めることです。そのためには、いくら腹筋運動をやっても効果薄。それとは違う方法で、腹筋を鍛える必要があるのです。
というのも、腹筋運動で鍛えられる筋肉は、腹筋の前面をタテに走っている腹直筋。いわゆるアウターマッスルと呼ばれる筋肉で、背骨を前屈させるという大きな動きに関与しています。
腹筋を鍛える腕立てエクササイズ
一方、腹圧を高めることに関与するのはインナーマッスルである腹横筋。お腹を円筒状に包んでいる筋肉です。背骨しか骨格が存在しない腹部においては、腹横筋が重要な役目を果たしています。
そこで、有効なのが腕立て伏せの姿勢で行う腹筋を鍛えるエクササイズ。まずは腕立て伏せの姿勢で、片足のつま先だけを床から離します。このとき、骨盤は床と平行のままです。
腕立て伏せの姿勢で片足上げを15秒キープしたら、その足を付け根から外側に15回開きます。このエクササイズは腹筋を鍛えるだけでなく、インナーマッスルの腸腰筋も鍛えることが可能です。
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