クランチで腹筋を鍛えるときのありがちNG姿勢
クランチとは腹筋を鍛えるための基本の筋トレメニュー。腹筋運動と聞いてイメージするトレーニング方法がクランチですが、あまりに一般化しているために間違ったやり方が横行しているのが実状です。そこで、クランチで腹筋を鍛えるときのありがちNG姿勢とOK姿勢を詳しくて見ていきましょう。
クランチで腹筋を鍛えるOK姿勢
クランチで腹筋を鍛えるときのありがちNG姿勢が、仰向けになったときに腰が浮いていること。とくに、ひざを伸ばした状態でクランチを行うときに多いNG姿勢です。床と腰のあいだにスペースができてはいけません。
クランチでターゲットとなるのは腹直筋という、お腹の前面を肋骨から恥骨までをつないでいる筋肉。この筋肉が収縮することで可動するのが背骨です。背骨1つ1つを前方に曲げるのが腹直筋になります。
このため、クランチで腹筋を鍛えるときには背中が丸まってなければならないということ。腰が浮いていては、十分に丸めることはできません。腰をしっかり床にくっつけるのがOK姿勢です。
腹筋を鍛えるならクランチを選択
クランチで腹筋を鍛えるときのありがちNG姿勢に、上体の引き上げすぎがあります。上体を直角になるまで上げるのはほとんど意味がありません。クランチではなくシットアップという筋トレになってしまいます。
シットアップは腹直筋全体を鍛えられますが、腰椎に過剰な負担がかかってしまう筋トレ。腰痛の原因になることが多いことで知られています。だからこそ、腹筋を鍛えるならクランチを選択するのが正解です。
そして、クランチで腹筋を鍛えるときに上体をおこすのは30度くらいまで。背中を丸めるようにして上体を引き上げて、肩甲骨の下くらいまでを床から離す程度まで上げるのがOK姿勢なのです。