鼻づまりの原因は鼻水ではなく粘膜の膨張だった
鼻づまりの原因は鼻水と思っていませんか? 鼻づまりの原因は「鼻の粘膜の膨張」です。もともと鼻の粘膜は、膨張・収縮を繰り返して鼻を通る空気の量を調節しています。膨張・収縮の鼻サイクルが鼻炎などの炎症で異常に増幅してしまうのが鼻づまりの原因なのでした。
鼻づまりになりやすい粘膜の構造
そもそも鼻の粘膜は膨らんだり縮まったりして、鼻の通る空気の量を調節しています。粘膜の厚みによる空気抵抗で、時間をかけて大きく空気を吸うことができると同時に、胸腔内に吸い込む力を増す仕組みになっているのです。
息を吐くときにも鼻の粘膜による抵抗が効果を発揮。空気を肺の中に長くとどめる役目を果たします。このように、鼻の粘膜はもともと腫れやすいという特徴があるのです。
鼻の粘膜には血液をたっぷりと溜め込むことができる血管が粘膜に存在しています。からまった毛糸のような構造をしている毛細血管を持っているのです。このため鼻の粘膜は、もともと鼻づまりになりやすい構造なのでした。
鼻づまりの原因は鼻サイクルの増幅
鼻の粘膜が膨らんだり縮まったりする現象は、誰でも数時間ごとに周期的におきているもの。この膨張・収縮の変化は鼻サイクルとも呼ばれています。
鼻サイクルにはさまざまバリエーションが存在。左右交互に腫れが移動するケースや、片側だけに腫れと収縮が繰り返されるケース、両側同時に膨張と収縮が見られるケースなど。鼻サイクルは正常な人の8割に発生しています。
そして、鼻の粘膜に炎症性の変化が加わることが鼻づまりの原因。粘膜に血液が停滞しやすくなるのです。鼻づまりの原因は、粘膜の厚みが変化する鼻サイクルが、炎症によって著しく増幅された状態といえるのでした。
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